巣を見つけてから5日目、木曜日
昨日は偶然にでも運良く巣立つことが出来た一番子。
残る3羽はどうなったか見に来ました。
あれ〜? 巣には誰もいません。
向かい側の林の中で親鳥が鳴く声は聞こえます。
日曜日はまだ目も開いていなかったのに今日は木曜日、まだ5日しかたっていません。
もう全員巣立ったのでしょう。 凄い細胞分裂。孵化して5日で飛べるんですよ。
しばらく探していると一羽はいました。
巣の近くの枝にとまっています。寝ていました。
向かいの林からお母さんがご飯を持って来ると急に起きていきなりご飯を食べるました。
人間の赤ちゃん一緒ですね。寝るかミルクを飲むか(^^)
今度は自分からご飯のおねだりです。首が細くて長い❗
その仕草があまりに可愛すぎます。
ヒナが離れて居るからあっちへ行ったりこっちへ来たりと親鳥も大変です。
その頃から親鳥の不思議な行動に気がつきました。
お母さんが誰もいない巣に何度も帰っては巣をツンツンと突くのです。
エサは持っていません。
目も開いていない頃には確かに4羽いました。
思いました。もしかしたら4番子が上手く巣立てなくて巣の中で倒れて息をしていないのでは、と。
動かなくなった我が子を心配して何度も帰ってきているのではないでしょうか。
涙がこみ上げて来ました。
辛いけれどこれが自然の野鳥の世界。しかたありません。
これからは残された3羽の兄弟姉妹たちが元気に育つのを見守ります。
3番子は元気いっぱいです😀
サンコウチョウ物語、おわり
