熊本県の数鹿流崩(すがるくずれ)之碑展望所まで行ってきました。
国道57号線で熊本へ行くとき、赤水を過ぎると左手にいつも見えていた赤い橋。その橋の名前は「阿蘇大橋」
2016年の熊本地震により崩壊。その時通りかかった大学生の尊い命が奪われました。
広い駐車場の片隅に記念碑があります。
今日ここへ立ちそれを見たとき体中に電気が走りました。
頬のところが一番ピリピリして動けなくなりました。そして涙がこみ上げてきました。
大学生の遺体は今も見つかっていません。心の中で手を合わせて帰りました。
記念碑にはこう刻まれています
数鹿流崩れ
工事完成記念碑
平成二十八年四月十六日、熊本・阿蘇地方を襲った最大震度七の大地震により、黒川右岸山頂付近より大規模山腹崩壊が発生。国道五七号、豊肥本線、国道三二五号阿蘇大橋が被災し、熊本と阿蘇を結ぶ交通が絶たれ、大学生一名の尊い命が奪われた。
被災翌月、国道轄砂防事業による復旧工事に着手し、最先端の無人化施工技術を用いた懸命の工事を経て、令和二年十月に工事が完成した。この大崩れを、震災の記憶と、険しい自然に対する人々の挑戦の歴史を語り継ぐ遺構として「数鹿流崩れ」と命名し、ここに記念碑を建立する。
崩壊したままの阿蘇大橋
新しい橋の建設は順調に進んでいます