NHKの大相撲を見ていたら「モンゴル・ウランバートル出身…」とアナウンス。なんだか懐かしくなりました。モンゴルへは添乗員として何度も行ったことがあります。

モンゴルは中国の北部、ロシアと接したところに位置していて、緯度が高いので冬は寒く6月から9月ころまでしか訪問できません。首都はウランバートル。
いろんなところで盛んにモンゴル相撲が行われています。

ザイサン・トルゴイから見るウランバートル市内↓

ウランバートルから飛行機でゴビ砂漠へ。遊牧民の家、ゲル↓

ゴビ砂漠はもちろん砂丘のところもありますがそれは一部。ほとんどは乾いた大地に小さな石ころがあり、その間に草がまばらに生えているというイメージです。

宿泊はゲル。もともとは遊牧民の家ですがここは旅行者のホテル用に建てられたもので管理棟にはトイレやシャワーもあります。
このゲル、日本でキャンプするテントより遙かに快適です。ベッドが5台くらい入る大きさで、天井と床に隙間があるので風通しもよく夏でも涼しく過ごせます。

ゴビ砂漠の朝焼け

ゲルの中にあるベッド

ゲルの天井

ゲルの周りは何もありません。無限に広がる草原だけです。
山羊がたくさんいて日が昇れば鳴き、どこかへ草を食べに行きます。日が沈むころまた鳴きながら帰って来ます。
なので時計は必要ありません。山羊の声が時計がわりです。
下の写真はラクダです(><)

ジープに揺られモルツォグ砂丘に行った時、一緒に行ったお客さんが急にお腹が痛くなったと相談してきました。
僕が出した答えは「あのずっと向こうの砂の丘の陰でして来て」
だって隠れるところはそこしな無いし、羊や馬はどこでもしてるし…
これが自然なんだなぁと。

大自然の中にポツンと置かれた時、自分がいかに小さいな生き物で生きるために何も出来ないのかがよく分かります。羊や馬の方が強いのかと。

モンゴルから帰国して思いました。テーマパークが無くてもいい。大草原と満天の星空を見ているだけでも心は楽しいと。
モンゴルの大自然に触れたとき、また来たいという思いがふつふつとこみ上げてくる不思議な国でした。

撮影地 : モンゴル